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2012年6月28日 (木)

キス・アンド・クライ

皆さんは、読みましたか?

そんな大そうに、私の感想など書いてもとは思いますが。。。。

最初から素人なこと言いますけれど、荒川さんが金メダルを取ったときのコーチがモロゾフだったことにちょっと驚く。ここは素直に凄いなと思う。

そして、彼の日本人選手への彼の見方や考察が興味深く、面白いし、納得できるところも多い。

この本では、何人かの日本人選手についての話が出てきますが、

第3章 高橋大輔  

第6章 安藤美姫

と、彼ら2人については、章として設けられていています。いかに重要な印象的な選手だったかが分かります。

その日本人選手の操作方法みたいなものが、戦略家すぎて、、、

日本人だったら思いつかないな、きっと。

所々に振付師、もしくはコーチとしての自信が、雄弁に語られ野心家の部分も感じられます。

さて高橋の章

高橋大輔に教えるのは何とも嬉しく、心が躍るか経験だっただろう。

大輔のコーチを始めた時、正直それほど上手なスケーターだとは思わなかった。

大輔はプレッシャーに弱い。自分の力を信じられないからだ。

アクセルジャンプの修正をして、質の高いものにした。

たった6ヶ月、コーチをしただけでスケートアメリカで優勝できたのは大輔にとって大きな出来事だったろう。

大輔は深い感情をこめた演技と魅せるフットワークを持つ、美しいスケーターになっていたということだ。

テーマがはっきりとしない古典クラシックは、表現面では難度が高いジャンルともいえる。大輔を成長されるために選んだ「オペラ座の怪人」男性的なキャラクターに入りこんではしかった。

ヒップホップでプログラムをつくる話を持ちかけた時、彼には出来る自信がなかった。内気すぎて向いていないと考えていた。スケート選手がプログラムによって殻を打ち破ったときにはまったく違う高いレベルにうつることが出来る。

普通、スケート選手はゆっくりとした音楽を使う。スケート選手は氷の上で流れるように移動しているからだ。スピードを出すにはブレード前後左右に重心をいどうさせ、体重を一点に強くかけることで、加速をつける。氷と体の接点はブレードの本のわずかな一点に過ぎない。常に移動しているわけだから、体重移動も滑らかに、その時の姿勢やスピードに応じて、きれまなく重心の移動を続けているのだ。とても慎重で柔らかく、遅く、優雅な体重移動が必要となるので、ゆっくりとした音楽の方が滑りやすいのだ。

逆にヒップホップはとてもシャープで氷上ではどう実演されるのか想像もつかない。大輔のプログラムにはスケートをしている2分50秒間ずっとヒップホップの動きが入るプログラムになった。遅い動きのところも、スピンのところも同じだ。

レッスンや氷上で大輔はヒップホップをとても柔らかく踊っていた。白鳥でヒップホップをやることを思いついた。大輔はヒップホップをやるが、白鳥としてやるのだ。

チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」をベースに、アレンジしパーツをきれいにつなげ、大輔のためだけのオリジナルの音楽をつくった。

このヒップホップ「白鳥の湖」のエピソードがすごく面白い。。。ちょっとツボです。

見たくなってきました。

というわけでアップ

(お借りしました)

そして、

このあとは高橋側のエージェントとの確執から別れることになったという話に続きます。

このあたりはすべて、モロゾフから一方的な言い分であるので、鵜呑みには出来ない。

この本では、織田選手の件で高橋に悪いとか謝罪とかとうことは一切ないのですね。

高橋はとても傷ついたと語っていますから、心が痛みます。

しかし、モロゾフの彼に対する愛情も感じられますし、、、

(しょうがないけれど、すごく上から目線の。。。)

高橋大輔が、あの時期に出会うべきコーチだったのも確かなことだと感じます。

そして、別れ方はどうであるのせよ、高橋がモロゾフを能力がある振付師だと確信するにいたっている理由もわかる。

彼はきっと高橋のモチベーションを高めてくれるでしょう。

高橋もモロゾフに依存するのではなく、上手く自分に役立てるような、言葉は悪いけれど利用するくらいな感じで向かって欲しい。

モロゾフは嫉妬していたと正直なことも言ってもいますが、彼も高橋が必要だったのです。

過去の2人とは違った、新しい彼らの関係に上手く化学反応が起こるかもしれないと期待したい。

この時期にこの本を読めて良かったです。その内容はとても興味深く、そして感慨深いものでした。

ありがとうございました。

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コメント

こんにちは。

どの本にもどのインタビューにも書かれておらず
けれどリアルタイムで見た者は覚えていることがあります。
2008年JOのロミオとジュリエット、そしてDOIのeye。
スケートは嘘をつけません。
自分に自信を持たせてくれた人が夢を託す相手に、
自分はなりえないのかという自分への疑い。
自負と猜疑の狭間にあって、
決して目をそらすことなく自分を問い続け引き裂かれた心が、あの演技にはあります。
そこから怪我へとつながっていく過程で、彼は一度は死にました。

ファンである自分は、ただひたすら彼が戻ってくるのを待ち続けたけれど、
彼は、生き返るのではなく、生まれ変わって目の前に現れました。
2009年FOIのLuv Letter。
死のイニシエーションを潜り抜けてきた彼の優しさには、ナイーブさをそぎ落とした厳しさがあります。
何度でも彼は死ぬ。過去を受け入れながら過去の自分を捨てる。そのたびに生まれ変わる。

だから、モロゾフコーチとの協力関係は、懐古にはなりえないと思います。
二人にとって最大の課題は、高次の目標を共有できるかに尽きるのではないでしょうか。

naoさん、

今回もまた貴重なシェア、ありがとうございました。この本の方は出版時知って興味もありましたが、モロゾフ氏への複雑な思いから、海外から取り寄せるほどのこともないや、と思って買わなかったので、抜粋うれしいです。愛情深ーい上から目線コーチ・・・もの凄くよくわかる。(笑) HipHop白鳥はやっぱり色あせないですね。つなぎの無さとか最近は酷評されながら、大輔氏のものに限らず、過去の作品を見ると、スケーターのよさを生かした、繰り返しみても見飽きないものが多いです。

ひろさんの言葉、長い間見守り続けてきた方の思いの深さに打たれ、唸りました。経過をざっと知っていましたが、事情通でないので、最近になってあのDOIの鬼気迫る演技の裏にある思い、というのを重ねてみるようになりましたが、・・・一度死んだ・・・そう言えるのでしょうね。彼は確かに何度か、劇的な飛躍、生まれ変わり方をしたと思いますが、このときばかりは、あの不思議なタイムリーな怪我の前後、なんだか自ら深い淵に向かって歩いていったような感じを覚えました。あとからの思いですが。

今、大輔氏の澄んだ目にうつる目標に向けて自分も応援できるのは幸せなことです。

ひろさん
はじめまして。
素晴らしいコメントをありがとうございました。
当時、リアルに彼を見てきた方のお話は、私の軽い想像や浅い知識には
まったく及びもしない。。。鋭い考察。

生まれ変わった。
そうなのかもしれません。

izayukamさん
いまのこの状況がなかったら読まなかった本でした。
あの時期は彼にとって貴重な時期だったので
今の彼を理解するにも役に立つような気がします。
ヒップホップ白鳥は、私のランキングでは上位じゃなかったのですが
彼にこれを振付けたモロゾフはやっぱり凄い。
わくわくして読みました。

これからの彼がどんなふうになるのか、今リアルに見れるだけで
幸運です。

naoさん、初めまして。いつもロムだけですが、naoさんのブログを楽しませてもらっています。

私も白鳥以来の大輔ファンです(それ以前はコンペをTVで見ていました)
私はそこまで古いファンではありませんがひろさんのコメント、すごく分かります。

24日のDOIを見ましたが、直後の会見もあってか4年前のDOIを思い出さずには
いられませんでした。当時は、PCで見ていただけでしたが、あの演技の鬼気迫る迫力で
大輔さんの普通でない魅力に一気にファンになりました。
その後復帰した後の「eye」には最後まで満たされなかった・・と言うと叱られそうですね。
勿論、別人となった大輔さんには最大限の賛辞を送っていましたよ。

そして、今回初めて「キスアンドクライ」も読みました。
色々な解釈や意見がありますが、私はモロゾフ氏の大輔さんとの間の行き違いを
当時は理解できませんでしたが、今初めて分かる気がしています。

日本でのみビジネスを成功させているかのように言われがちな氏ですが、何より大輔さんの今回の和解への合意や英語で話してみたい発言を見ても、言われているほど悪意に取るべきものではなかったのではないかと思います。

同書では美姫ちゃんとの取り組みについても書かれていますが、今突き放されたかのように見えている彼女への対応もそれなりに理解できるようになりました。
日本人とは異なるフィギュアスケートへの対し方もあるし、おそロシア人でもあるし、
なかなか理解が難しい人物であるのは確かですが、計算は別としても高みを目指す姿勢があるのは大輔さんにとってもプラスだと思っています。
まあ、すべてはこれからの結果次第ですが。

興味深かったのは、氏が大輔さんや美姫ちゃんを懐柔する策士ぶり。
策士と言うと悪くとられがちですが、あくまでもコーチとしての愛情から出たもの
ですよね。今の大輔さんや美姫ちゃんがあるのはモロゾフ氏の手腕が
大きいことは否定できないと言えますね。

とはいっても、あの冷徹な仕打ちに割り切れない思いを持つファンも多いと
思いますので、あくまで私個人の見方にすぎません。
すべてはこれからの大輔さんや美姫ちゃんの行く末を見て判断するしか
ないのかなと思います。

私は今回の新しい関係ができることにより、大輔さんのソチでのゴールドの
可能性がかなり高くなったように感じています。
長文失礼いたしました。

genchanさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
DOIの「eye」はPCで見ました。
多分、、、あの「尖ったナイフ」の演技ですよね。

>その後復帰した後の「eye」には最後まで満たされなかった
そうなんですか。。。。

キス・アンド・クライの感想、興味深いです。
>私は今回の新しい関係ができることにより、大輔さんのソチでのゴールドの
可能性がかなり高くなったように感じています。
なるほど~楽しみですね。

ありがとうございました。

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