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2011年12月 5日 (月)

高橋大輔 【コラム】3

今頃だけど、、、

フュギュアの世界 

GPシリーズ評論 NHK杯編

【男子】

バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔、世界選手権銀メダリストの小塚崇彦たちに挑む選手という形でトマシュ・ベルネル(チェコ)、欧州選手権のメダルリスト常連のサミュエル・コンテスティ(イタリア)、4回転ルッツを持つブランドン・ムロズ(米国)。日本勢ワンツー・フィニュシュは当然と見られるなか、若手を交えたバラエティのある戦いになることになりそうだ。

 「イン・ザ・ガーデン・オブ・ソウル」の曲に乗って演じる大輔は安定した感じと受けとれた。なるほど、長光コーチが言っていたように「ゾクッ」と感じ、のめり込んでいく~官能を呼び起こしてくれる…。コーチにそう言われる選手も珍しい。アリーナ全体をその渦の中に巻き込んでゆく、プログラム。さすが「デビッド・ウィルソン作」というところが、ふんだんに織り込まれていて、大輔を一層うまくさせている。序盤の3回転フリップ+3回転トーループのコンビネーションのテイクオフとランディングのスピード。回転の速さ、曲との調和。上質なスケート、アウトエッジとインエッジの巧みな乗り分け。スピードの緩急ある使い分けスピン。ジャンプ、ステップ、トランディションと曲に流れ組んでいてパンチが効いて、加点要素は全てに現れるほどの上手。他の選手とは格が違う素晴らしい演技で、2位に10点余り引き離し1位と好スタートでSPを終えた。

 フリーでも得意分野を披露。大輔の音感能力は卓越したものがある。ブルースを体のうねりに調和させ、大輔独特の振りに変身。4回転ジャンプはまだ本調子ではないものの、世界に通じる、トップのスケーターだ。曲がなり始めると引き込まれていく感じがたまらない。彼のファンは層が厚い、人生経験豊かな人に感銘を与えることのできる数少ない選手だ。ボルトを取って身軽になったとはいえ、まだ本調子には時間が必要だと感じたが、NHK杯は彼にとって縁起の良い大会だ。6分間のアップ時、彼は人生初めて4回転フリップに成功した。自信も少しずつついてくるだろう。本番はなかなか思うようにいかず、少し力み過ぎたようだ。気持ちが先に出てしまってジャンプの回転不足が幾つか出てしまった。しかし、曲のリズム、ビート、曲想に合わせてジャンプを跳ぶ音楽的センス、これは持って生まれたものだろう。そこに、ステップの訓練、ジャンプの訓練とロシアの著名なコーチに手習いを受けた高校時代。今シーズンもフランスのダンスのコーチにスケーティングの向上のため練習に行っている。いつも謙虚にスケートを磨く気持ちは、初心者と一緒の思いだ。これが今の彼を作った要因だろう。長光コーチも、ある時はコーチ、ある時は母のように、彼と共に掛け値なしで付き合ってきた。これが大輔の今の魅力につながったのだと思う。さわやか風のブルースになったと本人は言ったが、大輔の良さは十分出ていたように思う。膝のケガからの復帰。今シーズン、新しいリズムへの挑戦、ソチへ向けて一歩一歩、高橋独自のパフォーマンスに向けて歩んでいる事は、観客を魅了し引き付ける力は世界でも数が少ないといえる大人の選手だ。完全ではなかったが、前進していることは確かな収穫。今現在、スケーターでは誰もかなわないと言われている2011年世界王者、パトリック・チャン(カナダ)と互角で戦えられるのは、大輔しかいないだろう。シーズンベストで優勝してNHK杯を終え、GPファイナルへと駒を進めた。

 小塚の今年は表現力の勉強と幅を広げるための努力と学習を始めた。少しずつだが、彼の目的に前進が見られるようになってきたNHK杯だった。スケートのうまさには定評があるが、それをどのように使って、氷上で効果的に演じ切ることが出来るかが彼の今年の目的と聞いている。試合になると、つい元の感じが出てきてしまうのは、もう少し時間と経験が必要のかとも思う。3回転フリップの減点を除いてはマイナスはなし。曲想の思いが姿に現れたら、5コンポーネントも上がってくるだろう。要素の確実性を求めるSPでも、もう少しの感情の現れる形は必要だろう。うまさのあるスケートを評価され2位で発進した。フリーは、冒頭の4回転トーループで回転不足を取られた。3連続のジャンプコンビネーションでも減点、ジャンプ以外では技術評価点はプラスの傾向多し。だが、やはり感情と曲想とのリレーションシップがまだ熟達していない。アートなスポーツとしての確立が彼には必要かと思われる。上達したスケーティング、足さばき、と難易度の高いステップ。これが曲の中でよどみなく出てきた時、彼はトップ中のトップとして君臨するだろう。まだまだその修業は道が長い気がする。しかし、今の小塚の良さは充分だし、2位と健闘。総合2位でGPファイナルは残る2つの大会の結果待ちということになった。

 マイナーは、ジュニアGPファイナルで3位に入賞したこともある若さのあるスケーターだ。繊細な感じを受けるが、ほぼ無難にまとめて、印象は薄いが6位でSPを終える。フリーは3位以下がバラエティに富んだ順位で、4回転なしの3回転+3回転で勝負し4位、総合3位で銅メダルが飛び込んできた。実力イコールの形ではなく、大輔、小塚以外は実力が出し切れなかった選手たちが多かったように思った。

GPシリーズ評論 ロシア杯編

 【女子】

http://hochi.yomiuri.co.jp/column/shirota/news/20111203-OHT1T00024.htm

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